相続放棄をして川越市の和菓子店もたたみたいです。

会社員をしている独身男性です。出身は川越市で、実家は昔ながらの和菓子の専門店を経営していました。そんな家業が嫌で、私は飛び出るように遠方で就職。実家は妹夫婦が継いでくれました。そんなことから、妹や義弟に頭が上がりません。それでも義弟は、私を本当の兄のように慕ってくれているので、気持ち的にはとても楽なのです。

気さくな上に真面目な性格の義弟のおかげで、何とか川越市の和菓子店はのれんを守りきっていたようですが、あまり流行らない風潮なのか、経営は決して楽ではなかったようです。そんな折に、父親が病に倒れて、そのまま意識が戻らず、息を引き取ってしまいました。私も慌てて実家に帰省したのですが、父の死に目に会えなかったのが、残念で堪りませんでした。

しかし、もっと残念なことは、和菓子店をたたんで、父の遺産相続も放棄したいという妹夫婦の意見でした。この数年、義弟もかなり頑張ったのですが、時代の流れには逆らえず、和菓子店を維持することが難しいというのです。しかも、父が銀行から多額の融資を受けていたことも理由でした。人手不足を補うために機械化の費用を融資で導入したのですが、思うように経営が安定しなかったことから、悪循環に陥っていたのです。

そんなことから相続放棄の考えにいたったわけです。今まで実家を守ってくれた二人の考えに反対する権利がありません。せめて、相続放棄の手続がスムーズに行くように、弁護士の手配はしようと思い、川越市対応の弁護士を探している最中です。