伊万里市の母が遺言書でも息子をひいきしていて、姉妹で揉めそうなので弁護士に相談したいです。

伊万里市に夫・息子と暮らす40代後半の主婦です。私の実家も伊万里市で、母親（77歳）が持ち家マンションに、すぐ近くに妹夫婦が住んでいました。先月母親が脳卒中で倒れ、そのまま病院で亡くなってしまったので、大学生の息子とともに駆けつけました。

私の母は息子を溺愛していました。小さい頃から、夏休みなどに帰省に行けば、心を尽くして歓迎してくれました。おとなしくて優しい、男の子は本当にかわいい…と、いつも言っていました。その一方で、妹の娘二人に対しては、だらしがなくてうるさい、かわいくない！と、きつい調子で叱ってばかりでしたので、私は内心はらはらしていたものです。

葬儀が一通り済み、遅れてやってきた私の夫・妹一家、そして叔母（母の妹）を交えて、相続についての会議が行われました。あまり来られなかった私にかわり、近くに住んで長年世話をしてきた妹夫婦に有利な相続になるだろう、とばかり予測していたのですが、叔母がいきなり「実は、○ちゃん（母）から遺言書を預かっていたので…」と言い出しました。

その中には、伊万里市に所有しているマンションや宝石類、車に預金と、ほとんどの財産を息子に相続させるよう記してあり、その場にいた誰もが言葉を失いました。おそるおそる妹を見やると、怒りの形相で顔を真っ赤にし、唇をかみしめています。母親の「孫えこひいき」に、我慢がならない様子でした。

息子も息子で、妹や妹一家の動揺を前に、青ざめうろたえています。この遺言書に本当に効力があるのかどうかもわからなかったので、とりあえずは弁護士の先生に相談してからまた会議しましょう、ということになりました。

ですが、あれから妹一家から連絡が来ることもなく数日が過ぎており、姉妹の間に亀裂ができてしまったことを深く感じています。遺言書のことも含め、弁護士の先生に、できるだけ穏やかな解決となる相続方法を仰ぎ、何とか妹と和解したいと思っています。