天理市で祖母が亡くなったのですが、相続放棄について助言がほしいです。

38歳の女性会社員です。外国人の夫と結婚し、10年前から一緒に暮らしています。私の実家は天理市内ですが、結婚の際に両親・兄二人に猛烈に反対され、ほぼ縁を切ってしまうような形で家を出ました。10年の間、一時帰国をしても宿泊は友人宅やホテルで、天理市の実家にはごくわずかに顔を出すくらいでした。時間がたっても、反対を押し切って結婚した私に対する家族の怒りはおさまらず、ぎくしゃくとした関係が続いていました。唯一、両親と同居していた祖母だけが、肯定的に接していてくれたと思います。

その祖母が先日、87歳で亡くなりました。たまに会うたび健康そのものの姿だったのですが、数週間前から消化器系に異常をきたし、入院していた天理市の病院で亡くなったのです。祖母の葬儀にかけつけた私は、やはり両親と兄たちに、冷ややかな態度で迎えられました。お葬式に家族として参列させてもらえただけマシなのだろうか、と思いつつ優しかった祖母のことを悼んでいると、両親に「遺産相続のことなんだけど」と話を振られました。

祖母は遺書を残しており、財産は全て預金通帳にまとめられていました。その預金のうち何割分かを、私に相続させるよう指示があったのです。両親は「おばあさんはこんな風に書いてはいるが、国を越えて相続税だののやりとりは面倒だろうし、また私たちもお前のために手続き代行などの骨を折るつもりはない。相続放棄をしてしまいなさい」と言う風に言いました。

いつまでも私を子ども扱いする両親・兄の態度にムっとしたものの、確かに海外に住む私にとって、国際間の相続のやりとりは大変そうです。ただ、祖母の遺志を尊重したいと言う気持ちも大きいので、どうしたらよいかわからなくなってしまいました。相続放棄などに詳しい弁護士の先生に、ご助言をお願いしたいと思っています。