交野市の弟が借金を残して亡くなりましたが、私に返済義務はありますか？

私は今年定年を迎えた60歳になる元会社員です。交野市の3歳下の弟が今年の10月に亡くなり、その負債の相続に関してのご相談がございます。

弟は地元の高校を卒業すると同時に交野市大学に入ってからは、40年以上そのまま交野市で暮らし、2～3年に一度実家の両親のところに顔を出したりしていましたが、10年前にたて続けに両親が他界した後は、私の家には顔を出すこともない状態が続いておりました。最後に弟と会ったのは10年前の父親の葬儀で、それ以来、全く音信不通となっていました。

今年も残り少なくなった12月初旬、金融機関（保証会社）から私宛てに突然1通の封書が届きました。封を開け中を見てみると、音信不通の弟の借金の請求書でした。弟が亡くなったので相続人に請求するとの内容でした。

読み進めて行きますと何と借金の総額が1000万円とありました。弟が営んでいた店の商売の為の資金を借りたのが積もり積もって1000万にもなった様です。しかしながら商売に失敗し、店を続けてゆくことができなくなった様で住まいも店も賃貸で貯金も無く財産といえるものも全く無く、莫大な借金だけが残ってしまった様です。

後から弟と商売のつきあいの有った知人の方から聞いたところでは、心労が祟って以前から煩っていた心臓が悪くなり、今年の夏から入院をしていたけれども、様態が急変し連絡も出来なかったとのことでした。

弟は、若いときに妻と離婚していて子どもはいなかったので、私以外肉親はなく相続人は兄である私一人だけです。自分は保証人になるなどの書類に印鑑をついたこともありません。私自身僅かばかりの預金があるだけで自宅も借家住まいで、とても1000万円を用意することなど出来ません。定年を迎え、のんびり暮らしてゆこうと思っていた矢先のことで困惑しています。私は弟の残した借金を返済する義務はあるのでしょうか。