名古屋市天白区でスーパーを経営していた父が借金を残して亡くなりました。

私は実家のある名古屋市を飛び出して30年。今では、都内に居を構えて生活をしています。小さいながらにも会社の役員をしている事から、経済的にも問題はありません。しかし、実家の相続のことで、悩みが出てきました。

実家は昔から天白区でいくつかのスーパーを経営していました。母親は数年前に他界しているので、父と姉夫婦でスーパーの切り盛りをしています。このスーパーには、間接的に私が勤める会社も少なからず関係していました。

勤めているのはIT系の会社なのですが、支店が実家のスーパーの電算系のシステムの運用を請け負っているのです。皮肉なもので、実家の経営状況までもが見えてくることは、内心あまりいい気持ちはしなかったのですが、この数年間で赤字続きの状態だったのです。

これからどうするのだろうと心配をしていたのですが、そのことが現実のものとなったのが、父の訃報でした。社長だった父が生前の時は、地元でもそれなり名の通った人だったことから、赤字でも銀行からの融資を受けることができていました。しかし、亡くなった後は、銀行の対応は冷たいもので、手の平を返したように融資の回収に躍起になるのでした。

姉夫婦は天白区のスーパーを売却して返済するしかないという判断になりつつあるようです。相続は完全に放棄する方向なのです。このことから、姉からは、弁護士を一緒に探してもらえないかと連絡がありました。相続に慣れている弁護士を探し、近いうちに相談に行くつもりです。