高砂市の旅館の経営が厳しく、相続放棄しようか悩んでいます。

高砂市の旅館に嫁いで行った長女。大学を卒業して旅行代理店に勤めていた娘は、仕事を通して高砂市の旅館の息子さんと知り合いになりました。先方のご両親 に気に入られて、結婚後、旅館の女将として頑張ることになったのです。

それから5年程経つのですが、先月、社長であるお義父さんが亡くなられました。お客さんの旅館の車で駅まで送り届けた後に交通事故に合ってしまい亡くなられたのです。葬儀はしめやかに執り行われて、無事に終了。葬儀に参列した私達夫婦は、この旅館に一泊しました。

その時に娘、義息子、そして、あちらのお母さんと妻5人で、打ち合わせになりました。それは相続のことでした。実は旅館の経営が厳しく、銀行からの融資や地元のスポンサーからの支援を受けて何とか持ちこたえていたのです。これは亡くなられたお義父さんの人徳でもあったようです。しかし、亡くなられてからの先、返済ができる目処が立たないというのです。

お母さんも、ご主人を亡くさられてかなりショックではあるものの、冷静に将来のことを見据えて判断できる人でもありました。しかし、その結果、どうしても経営的に旅館を維持していくことが難しいとの判断なのです。

ただ、お世話になった地元のスポンサーの方々にだけは誠意をもって尽くしたいと思われているようで、そう簡単に相続放棄しようとも思えないようです。まずは相談だけでも…ということで高砂市対応の弁護士を娘と一緒に探しています。