神戸市東灘区の父が会社を残して亡くなりましたが、相続放棄したいです。

突然の訃報を受けたのは、1ヶ月前のことです。それは神戸市東灘区で暮らす私の父のことでした。私はIT系の仕事をしているのですが、結婚するまでは母親と2人暮らしでした。幼い頃から父親はいないと思って育ってきました。そう、私の母親は、父の元愛人。私は、言わば隠し子だったのです。そんな複雑な環境から、母親と2人で生き抜いてきたのです。

今では結婚して娘も生まれ、妻と娘、母の4人家族で暮らしているのでとても幸せです。しかし、実父の訃報がもたらされて、とても心境が複雑なのです。今になって、遺産を相続して欲しいという遺言を残していたからです。

実は父親は神戸市東灘区内にある会社の経営者。今回の遺言では、彼の会社の経営権利も譲るとのこと。本来は腹違いの弟が継ぐはずなのですが、不幸にして3年前に交通事故ですでに他界していたのです。そのようなことから、神戸市東灘区の会社の経営も相続して欲しいとのことでした。先方の遺族もそれに異論はないようなのです。経営者が不在になり会社が傾くことだけは何とか避けたいという思いが親族にもあるからでした。

この話を聞いた時に、始めは相続しようと思っていたのですが、これ等の相続を放棄しようかと思っているのです。それは、母の苦痛の顔を見たくないからでした。私を認知しなかった実父。その後の養育費は一切なし。そんな辛い環境の中で、必死で私を育ててくれたのですが、やっと実父の存在を忘れかけていた母にまた、彼の存在が現れたために、母がつらそうな顔をするのでした。そんな横顔を見るのが辛くて、今回の遺産は放棄すべく、神戸市東灘区対応の弁護士に相談をしようと思っています。