遺言書に兄の名前がありませんが、兄にも相続させたいです。

父から継いだ農園業を三鷹市で営んでいます。私は48歳で妻と2人の子供がいます。父はすでに隠居していましたが、先日83歳で他界しました。母は健在です。

私は2人兄弟で、3歳年上の兄がいます。本当は兄が農園業を継ぐ予定でしたが、20年ほど前、兄は結婚と同時に父の反対を押し切り、奥さんの実家の家業を手伝うために三鷹市を出て行ってしまいました。それ以降、兄は勘当状態になっており、父と兄は顔を合わせていません。そのためか、父の残した遺言書には遺産はすべて母と私に与え、兄には1円も渡さないとの記載がありました。

正直なところ、私は兄には反感を抱いていません。農園業が順調に行くようになったのは、兄が学校を卒業してから父と一緒に毎日苦労していたからです。私も、兄から仕事の仕方を色々教わりました。母も本当は兄のことを気遣っています。

そこで、兄にも遺産を分けてあげたいのですが、父の遺言を無視することが認められるのかが分かりません。また、兄には子供が3人います。仮に、兄に遺産を分けることができないなら、代わりに兄の子供たちに分けてあげても良いと思っています。母も私と同じ意見です。

どのようにすれば、兄かまたは兄の家族に遺産を分けてあげられるのか、弁護士の先生に教えて欲しいと思っています。なお、遺産は預金が約5千万円(他に借金約1千万円)と農園です。農園は母と私たち家族の生活の糧ですので、兄に渡すことはできません。そのことも含めて対応を教えて欲しいと思っています。